歴史と伝統

セントレジスで特に大切にされているリチュアルの多くは、黄金時代の女性リーダー、キャロライン・アスターの飽くことない独創的精神からインスパイアされて誕生しました。アスター夫人は400人もの知人、友人、著名人だけを選んでプライベートなティーパーティー、晩餐会、盛大なガラパーティーに招待し、米国初の上流社交界を築きました。ありとあらゆるアーティスト、先見者、インフルエンサーがその仲間入りを目指して競い合い、アスター夫人の社交界は発展を遂げて、初めて本格的なニューヨーク社交界の表現を形成しました。

1904年、キャロライン・アスターの息子、カーネル・ジョン・ジェイコブ・アスター4世がセントレジス・ニューヨークを創業し、たちまち『ニューヨークタイムズ』紙から「全米最高のホテル」と評される。先見性のある発明家であり、起業家であったジョン・ジェイコブ・アスターは創業当初から、贅沢を極めるだけではなく、先進テクノロジーの導入にこだわり、各室への電話の設置を要求しました。アスターは1912年4月15日のタイタニック号沈没事故で死亡しました。1世紀以上を経て、タイタニック号の最も富裕で有名な乗客の一人であったアスターのレガシーは、セントレジスの持続的な成長と発展を通じて今も生き残っています。

セントレジス・ニューヨークが、伝説的なアーティスト、マックスフィールド・パリッシュが描いたオールド・キング・コールの壁画を披露。この代表的なアート作品は、セントレジスホテル＆リゾートの多くの宿泊施設の随所に飾られている壁画のモチーフになっています。

セントレジス・ニューヨークのヘッドバーテンダー、フェルナン・プティオが創作した代表的カクテル、ブラッディーマリーが発展して、世界中のセントレジスホテル＆リゾートで独自のブラッディマリーが誕生しています。

1904年にセントレジスがラグジュアリーホテルの概念を一新してから100年以上を経て、このライフスタイルは世界各地の40以上のセントレジスホテル＆リゾートに典型として広まっていきました。 

2010年に始まったセントレジスのカナサープログラムに際して、有名なアルゼンチン人の花形ポロ選手、ナチョ・フィゲラスを初代カナサーに選定。 現在では、革新的な精神と卓越性の伝統を共有する著名な高級ファッションデザイナーやたぐいまれな才能を持つミュージシャンなどの優れたトレンドリーダーもカナサーに加わっています。

セントレジスにとっての洗練された生き方とは、お客様、特にご家族連れのお客様の思い出に残る体験をお届けすることです。そこで、滞在先を本来の形で体験することによって絆を深めることを目指した「ファミリートラディション」プログラムを考案しました。